みなさんこんにちは。ドゥイノンボルです。
今日は600ページ近くある本をレビューします。
バングラデシュの歴史 (世界歴史叢書)
2000年分のベンガル地方の歴史が纏められています。特に現代史にページ数が割かれていて、バングラデシュ建国あたりから始まる歴史を知りたい人にはピッタリです。
この本の何がすごいって、お値段6500円+税ですよ?
「ベンガル語喋ると面白がってくれる友達がいるから」だけでやってきた私が手を出していい本だったのかは謎です。
読破にかかった時間……1ヶ月
読もうかなって思ってから3ヶ月くらい寝かせて、心の準備が整ってから読み始めました。だって大人になってからゼクシィ以外でこんなに分厚い本読んだことないし。
難易度
文体が評論文っぽいので読み慣れてないと苦労します。いや、苦労しました。
数値や複雑な人物相関があるのにも関わらず本文中に表は1回しか出てこないし、事実と筆者の意見と誰かから聞いた話がかわるがわる書かれてたりして、ずーっと現国の読解テストやってる気分。
おすすめポイント
バングラデシュ建国は1971年。歴史書に出てくる英雄たちと同じ時代を生きた人が今でも健在です。そして、建国の歴史が現在の政治と密接に関わっている部分がたくさんあります。
その辺りの情報を頭に入れてからは、ニュースの理解度がケタ違いにUPしました。
気になるポイント
資料の集め辛さもあって、筆者は仮説に基づいてお話を進めていくスタイルを取っています。
この仮説で気が合わないと……辛いです。
多分、どういうバングラデシュ人に会ってきたかによって見方が変わるんだと思います。
ザックリまとめるなら「メチャクチャ詳しい人と博物館に行った気分になれる本」です。
資料集め、現地取材、何カ国にもまたがる調査、英語とベンガル語の壁、膨大な時間。この本を書くには気が遠くなるほどいろんなモノが必要だったはず。
「本って思うから高いんだ。自分で調べること考えたら片道の飛行機代と比べても全然安いじゃない」と最終的に不思議な感想に至りました。
みなさんもバングラデシュの歴史 (世界歴史叢書)で歴史の旅、してみませんか?
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