バングラデシュを知るための60章【第2版】 レビュー

みなさんこんにちは。ドゥイノンボルです。

ベンガル語初心者が挑んだ書籍レビュー第2弾は

バングラデシュを知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ32)

こちらの書籍です。【第3版】が出た今だからこそ力いっぱいレビューします。

新しい物好きな人のために、いちおう第3版も載っけておきます。

バングラデシュを知るための66章【第3版】 (エリア・スタディーズ32)


読破にかかった時間……7日

読むぞと決意してから2週間。読み始めてから7日間。寝落ち回数は5。

正直に言います。超時間かかりました。

難易度

初心者向きではないと思います。少なくとも中級以上。

バングラデシュについてまっさらな状態から読むのはキツイです。日本語で書いてあるから読める。でも理解はできない。みたいなことになります。

私ですか? 開始早々で歴史を作った偉人たちに、「ねー、この人誰?」とか言い出したのでソッコーで解説係が付きました。写真と家系図と時系列があるとバングラデシュの政治事情は分かりやすいですね。

おすすめポイント

バングラデシュについて書かれた本はレアものです。加えてバングラデシュを知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ32)の初版が出たのが2003年。第2版が出たのが2009年。10年や15年も経てばバングラデシュの状況もかなり変わっています。半分歴史書です。

さらに、こういう本の性質として、新しいものが出版されれば前の版を新品で手に入れる難易度が跳ね上がります。希少性が高まる前に、とりあえず確保しておいてはいかがでしょう?

気になるポイント

時代とかを考えれば貧困や援助の話が多いのは妥当なのかなと。でも、

「村に医者がいない。教育チャンスの不平等。男女の不平等。差別。都市と地方の経済格差。え? 日本でも普通にあるけど」

って田舎出身の私は思いました。まぁ、いろんな人がいろんな視点で書いている本なので。


今後いろいろな資料や統計が出てくるでしょうし、数字や出来事の記録は残っていくと思います。

ですが、実際に携わった人の言葉というのはあっという間に風化してしまいます。歴史上の人物ですら超詳細な日記でも残してくれなきゃ何考えてるか分かりませんし。

今ならまだ間に合います。

ちょっと昔のバングラデシュの空気を感じながら、時間をたっぷりかけて読んでみてください。

 

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